香港国家安全維持法施行から5年を前にした沈黙の抗議パフォーマンス

開催概要

  • 日付:2024年6月27日(日)

  • 場所:駐日中国大使館前

  • 主催:レイディー・リバティー香港

抗議の趣旨

2020年に施行された「香港国家安全維持法(国安法)」から、2025年6月30日で5年を迎えることを前に、レイディー・リバティー香港は在日中国大使館前で沈黙の抗議パフォーマンスを行いました。代表のアリック・リーと支援者たちは、赤いロープで体を縛り、口に赤いテープを貼り付けた姿で立ち続けました。手には「IN HONG KONG すべて順調です」と記されたプラカードを掲げ、表面的に「安定」を強調する香港政府の宣伝とは対照的に、実際には市民が沈黙を強いられている現実を訴えました。

国安法施行以降、香港の言論や表現の自由は大幅に制限され、多くの市民が政治的弾圧にさらされています。さらに2024年3月には「国家安全維持条例」が成立し、他者の「反逆行為」を通報する義務が課されるなど、監視と沈黙の強制が一層強化されました。今回のパフォーマンスは、その厳しい状況に抗う表現として企画され、香港市民との静かな連帯を象徴するものとなりました。

メディア報道

「沈黙は平和ではない」 香港「国家安全維持法」施行から5年を前に 都内で抗議のサイレントパフォーマンス|TBS NEWS DIG

香港の民主活動家らが言論弾圧に都内で抗議 「国家安全維持法」施行から5年を前に

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