レイディー・リバティー香港のウェブサイトをご覧いただき、心より感謝申し上げます。レイディー・リバティー香港（LLHK）代表理事の李伊東（アリック・リー）と申します。

香港出身で、東京大学大学院を修了後、日本の大手建設会社で勤務しました。
それらの経験を通じて、日本社会の誠実さや、ものづくりに宿る繊細な感性に深く魅了され、日本文化を心から敬愛するようになりました。

2019年、香港で200万人が参加した民主化デモの最中に、私たちは「香港民主女神像」を制作し、香港人の自由と尊厳への思いを世界に伝えました。この時の叫びは、今もなお私たちの心の中で生き続けています。

しかし、国家安全法の施行によって香港の自由は奪われ、私たちの活動も強制的に停止されました。それでも「沈黙しないこと」こそが自由を守る第一歩だと信じ、2020年に活動拠点を日本へ移しました。

日本という自由な社会の中で、私たちは再び声を上げる機会を得ました。香港の経験を語り継ぎ、そして同じ危機が他の社会で繰り返されないよう、行動していくことが私たちの使命です。

自由と民主主義は、誰かが与えてくれるものではなく、私たち一人ひとりの「選択」と「勇気」によって守られるものです。アジアの中で、共に未来を形づくる仲間として、日本の皆さまと手を取り合いながら歩んでいけることを心から願っています。

どうぞ、今後ともご支援とご関心を賜りますようお願い申し上げます。