レイディー・リバティー香港とは
レイディー・リバティー香港(LLHK)は、東京を拠点に、香港およびアジア地域における民主主義、自由、人権の推進を目指すプラットフォームです。専制的な体制に対抗し、より公平でインクルーシブ的な社会を提案するため、民主主義を支持する団体や個人と連携しています。活動を通じて、日本の民主主義と市民社会の発展にも貢献していきます。
2019年6月12日、香港警察はデモ参加者に催涙弾240発を発射した。あれから7年——いまも当時の参加者が逮捕され、法廷に立たされ続けている。事件から6年半後の起訴、無罪判決後の再審有罪。「6・12」は記念日ではなく、現在進行形の闘いである。
30年以上にわたり香港市民が守ってきた六四の記憶——その「記憶すること」自体が法廷に立たされている今、東京・早稲田で37周年記念展が始まりました。会期は2026年5月27日(水)–6月7日(日)、入場無料。
1989年6月4日の天安門事件で息子・王楠さんを失い、以後30年以上にわたって犠牲者の名誉回復と政府による謝罪・賠償を求めてきた民間グループ「天安門母親(Tiananmen Mothers)」のメンバー、張先玲さん。六四37周年に寄せられた彼女のメッセージを、日本語字幕版で公開します。
30年以上にわたり、香港は六四の記憶を守り続けてきた。だがいま、追悼の灯そのものが法廷に立たされている――八九・六四天安門事件37周年記念展より、香港の30年を辿る約10分の特別映像。
What is at stake is not politics, but the integrity of refugee protection itself. A UNHCR-recognised refugee facing a credible risk of persecution must not be returned under the guise of immigration enforcement.
三十年來,香港以公共方式保存一九八九年六月四日的記憶;自二〇二〇年後,這些記憶與語彙被轉化為指控。本展以照片與文獻呈現記憶實踐與語言被刑事化的轉變,並在東京延續那些逐漸無法被言說的語彙。
香港の30年が遺したものを、日本語の場に移し替える。1989年6月4日の記憶と、現在進行形でその記憶を裁き続けている力学を、写真と文書で辿る。2026年5月27日から6月7日まで、東京・早稲田奉仕園にて。
『香港政治ニュースレター 2026年4月号』を発行しました。本号では、蘋果日報事件判決後の展開、支聯會公判、国家安全体制の制度定着、郭鳳儀家族案件、宏福苑火災聴証会、香港初の五カ年計画を取り上げます。中国本土で成立した民族団結進歩促進法を補助線に、香港を「中国のなかの香港」として読み直します。
『香港政治ニュースレター 2026年2月号』を発行しました。
本号では、大規模団地火災をめぐる原因究明と制度的課題、黎智英事件の判決と量刑判断、支聯会事件公判の論点整理、そして2025年立法会選挙の結果が示す「愛国者統治」の定着について取り上げています。個別事象の報道にとどまらず、香港社会における統治構造・言論空間・制度運用の変化を多角的に読み解きます。
The 20-year sentence imposed on Jimmy Lai—effectively a life sentence—exposes a fundamental failure in how democratic governments confront political repression in China. While the West continues to frame the case as a human-rights issue, Beijing treats it as a matter of regime survival. This mismatch explains both the severity of the sentence and the limits of moral pressure, and underscores the urgent need for a new, incentive-based architecture to pursue humanitarian outcomes for political prisoners.
78歳の黎智英氏に科された懲役20年の判決は、事実上の終身刑であり、中国における政治的抑圧に対する民主主義諸国の対応が構造的に機能不全に陥っていることを浮き彫りにした。西側諸国が本件を人権問題として扱う一方で、北京は体制存続の問題として位置づけている。この認識の非対称性こそが、判決の苛烈さと道徳的圧力の限界を説明しており、政治犯の人道的解放を実現するための新たなインセンティブ設計の必要性を示している。
為紀念 香港開埠(Possession Day)185 周年,我們將舉辦一場 紀念晚宴暨新年聚會。活動選址於一間可遠眺東京夜景及日比谷公園的餐廳,讓大家在輕鬆愉快的氛圍下,一邊享用美食,一邊細聽令人懷念的 香港及日本流行金曲,透過飲食與交流,自然地連結彼此。
香港ポゼッションデー185周年を記念したディナーと新年会を開催します。東京の夜景と日比谷公園を望むレストランで、懐かしい香港や日本のポップス(金曲)を楽しみながら、食事と会話を通して、自然につながるひととき。香港にゆかりのある方も、これから知りたいという方も、初めての方も大歓迎です。どうぞ気軽にご参加ください。
ジミー・ライ氏は犯罪者ではなく、信念と言論の自由を行使したがゆえに拘束されている良心の囚人である。レイディー・リバティー香港は、人道的理由に基づき、ジミー・ライ氏の即時釈放と医療措置の確保を強く求める。
『香港政治ニュースレター 2025年11月号』を発行しました。本号では、施政報告2025による都市・教育・医療の再編、急速に進む「本土化」、監視網拡張計画、国安法事件の長期拘留、12月立法会選挙をめぐる動きなど、香港社会が直面する最新の変化を多角的に読み解きます。
香港政府による日本への敵対的な措置は、北京への追従に過ぎず、香港市民の総意とは正反対のものです。自由と民主主義の価値を共有する隣人として、私たちは日本の安全保障政策と自衛権の行使を全面的に支持します。
自由が約束されたはずの香港で何が起きたのか。
2019年、200万人が立ち上がった抗議の最前線を、パティシエだったトウィンクル・ンアン監督が命がけで記録したドキュメンタリーを上映します。上映前には香港の歴史背景をわかりやすく解説。会期中は香港人ジャーナリスト・クレ・カオル氏の写真展も開催。
『香港政治ニュースレター 2025年7月号』を発行しました。民主派47人裁判の禁錮判決、黎智英氏の裁判動向、越境弾圧の深刻化、民主派政党の消滅など、自由と民主主義が崩壊していく香港の現状を詳しくまとめています。ぜひご一読ください。
社会民主連線の解散は、香港で最も一貫して原則を貫いてきた反対勢力の沈黙を意味します。彼らの遺産は、民主主義が選挙だけでなく、抵抗する勇気の中にあることを私たちに示しました。私たちはディアスポラにその精神を受け継ぐことを呼びかけ、国際社会には今なお声を上げる人々への連帯を求めます。
本トークでは、中国の「一帯一路構想」を背景に、中国語教育(TCSOL)がどのように国家戦略と結びついているのかを探ります。現地調査に基づく研究を通して、言語とイデオロギー、そしてソフトパワーの関係を問い直します。
2025年6月3日、東京の衆議院第一議員会館にて、天安門事件36周年を迎える追悼キャンドルナイトが開催されます。1989年、中国民主化運動に参加した劉暁波は、投獄や弾圧の中でも民主や人権を訴え続け、2017年に自由を得ることなくこの世を去りました。この集いでは、彼の遺志を継ぎ、自由と正義のための歩みを続けることを誓います。
100万ドルの夜景、きらめくネオンサイン、熱々の飲茶、香港映画のスターたち......美味しい料理や魅力あるエンタメで今、話題沸騰中の香港。そんな香港の歴史や文化、みなさんはどれくらい知っていますか?
近年、ウィグルでの人権弾圧や、香港の自由の喪失が世界に衝撃を与えました。国家の安全を最優先とする習近平政権は、各地をいかに制圧し、どこへ向かおうとしているのか。そしてそれは日本に何をもたらすのか。ウィグル人の収容、亡命者の送還、香港民主派への弾圧などをテーマに、パネルディスカッションを開催します。
香港民主化運動の最前線を描いたドキュメンタリー『灰となっても』を、東京大学で特別上映します。本編上映後には、来日するアラン・ラウ監督とのトーク&Q&Aも開催。
貴重な対話の機会をお見逃しなく。事前申込制・入場無料。
🗓 2025年6月3日(火)18:00〜(東京大学駒場キャンパス)
中国の王毅外相が日本を訪問し、日中韓外相会談および日中ハイレベル経済対話が開催されるこの機会に、レイディー・リバティー香港は、香港における人権と市民の自由が引き続き深刻に侵害されていることに強い懸念を表明いたします。
4月6日(日)12:00〜14:00に東京で開催される第2回勉強会に、Lady Liberty Hong Kongの代表理事・アリック・リーがゲストとして招かれました。テーマは「香港」で、「香港で何が起きたのか?」を時系列で振り返りながら、香港の現状や背景について具体的にお話します。
第2回香港自由芸術賞では、新進気鋭のアーティストやクリエイターが「香港の象徴」をテーマに制作した作品を展示します。彼らは自らの声を届け、香港の文化や現状を広く伝えたいという強い思いを持っています。本展は「思い出」「現状」「願い」「帰着」という4つの視点から、香港人のアイデンティティや歴史、そして未来への希望を探ります。
注目の活動
政策ブリーフ
China's new Ethnic Unity Promotion Law is being read as another tool for prosecuting dissidents abroad. That reading misses its design. The law treats the diaspora not as foreigners reached across a border but as unfinished interior — and tries to conscript them. The deeper target is the sovereignty of the states that host them.
自ら弁護に立った鄒幸彤氏は、「一党独裁の終結」は犯罪ではなく法の支配を求める呼びかけであり、本当に裁かれているのは被告人ではなく法そのものだと論じます。支聯会事件における最終弁論の全文を掲載します。
Speaking in her own defence, barrister Chow Hang-tung argues that "ending one-party dictatorship" is not a crime but a call for the rule of law — and that what is truly on trial is not the defendant, but the law itself. Her closing submissions in the Hong Kong Alliance case, reproduced in full.
1990年以降、支聯会は毎年の六四記念集会を通じ、天安門の記憶を香港社会の集合的記憶として守り続けた。2019年以後、民主化の方向性をめぐる議論が、香港のアイデンティティー問題と交差するようになっていった。
香港政府は2026年3月、《香港国家安全法》第43条の実施細則を改訂し、即日施行した。新規定は、司法関与なしの情報削除命令や暗号化データへのアクセス要求を可能にし、その影響は海外プラットフォームにも及び得る。香港に渡航する際、何に注意すべきなのか。
The Jimmy Lai case exposes a critical mismatch: the West frames it as a human-rights issue, while Beijing treats it as regime survival. That asymmetry explains why international pressure has struggled to change outcomes—and why sentencing is likely to be severe.
2025年、159名の命を奪った宏福苑の火災は、単なる不幸な事故ではなかった。その炎の裏には、利益を安全よりも優先する「囲標(入札談合)」の闇と、政治的監視機能を失った都市の脆弱さが潜んでいる。かつての「不都合な真実」を暴く声が消えた今、この人災は香港のガバナンス崩壊の決定的な証拠として、重くのしかかっている。
香港映画『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』は日本で大ヒットし、観光熱も高まっている。しかし華やかな懐古の裏で、香港では政治犯の増加や報道の自由の喪失が進む。懐古はいま、失われた自由を覆い隠す道具となっている。
香港の実業家であり民主派の象徴でもあるジミー・ライは、報道の自由と民主主義のために歩んだ人生のすべてを賭けてきた。衣料ブランドの創業者からメディア王、そして国家安全維持法の下で裁かれる被告人へ──その歩みは香港の自由の盛衰と重なり合う。長期収監や健康悪化に直面しながらも、信仰と信念に支えられた彼の姿は、香港だけでなく世界に「自由の意味」を問いかけ続けている。
東京・大阪では、中国人投資家による不動産の買い占めが急増している。かつて香港でも同様の現象が起こり、住宅価格の高騰、若者の住居難、商業地の空洞化、そして社会不安へとつながった。今の日本は、同じ道をたどろうとしているのかもしれない。
活動履歴
台風ジャンミーが東京を直撃した6月3日の夜、雨をついて250名を超える方々が早稲田奉仕園にお越しくださり、八九・六四天安門事件37周年記念講演会と追悼キャンドルナイトを共にしてくださいました。
《記憶が罪に問われるとき》東京会期12日間、来場者の方々が「記憶の壁」に書き残された128通の留言。香港の繁体字と中国本土の簡体字が並び、そのあいだに日本語・韓国語・ロシア語・モンゴル文字が書き加えられた、現在の世界で他では実現していない多言語の現場を、全カタログとしてアーカイブします。
台風ジャンミーが東京を直撃した6月3日の夜、雨をついて250名を超える方々が早稲田奉仕園にお越しくださり、八九・六四天安門事件37周年記念講演会と追悼キャンドルナイトを共にしてくださいました。
本発言は、2026年2月25日に開催された「中国の民族区域自治制度とウイグルジェノサイドの実態」シンポジウムにて発表されたものである。
ウイグルや香港における人権侵害が、もはや中国国内の問題にとどまらず、東アジアの安全保障秩序全体に影響を及ぼす構造的課題となっていることを指摘し、中国共産党による人権侵害、経済的威圧、越境弾圧、軍事的拡張を統合的に捉え、日本が制度的に対応する必要性を論じる。
東京の参議院会館で行われた内モンゴル人民党創立100周年記念の場で、南モンゴルの自由への闘いを称えるとともに、香港・チベット・東トルキスタン、そして民主主義の危機とのつながりを語りました。人間性に立ち返ることから希望と信頼の再生が始まることを訴えています。
2024年9月28日、駐日中国大使館前で建国76周年抗議集会が行われ、チベット、ウイグル、南モンゴル、香港、台湾、中国民主化を求める人々が結集。民族ジェノサイドの停止、香港自治の回復、台湾侵略の放棄、アジアの自由と平和を訴えました。
2025年8月24日(日)、文京シビックセンターにて、日本ウイグル協会主催のシンポジウム「中国による国境を越えた弾圧の実態と課題」が開催されました。レイディー・リバティー香港も協力団体として参加し、香港代表として代表理事のアリック・リーが登壇いたしました。
第六回多文化共生写真展に参加し、第2回「香港自由藝術奬」の入選作品を展示しました。500人以上の来場者に香港の現状を直接伝えることができ、ウイグルやチベットの活動家とも交流を深める貴重な機会となりました。
2019年7月21日、香港・元朗駅。
白い服を着た集団が一般市民を無差別に襲撃し、警察は通報を受けながら現場に姿を現さなかった——。
この事件から6年。真相は闇の中に葬られ、加害者の多くはいまも自由の身です。
私たちは映像とともに、あの日の記憶と未だ果たされない正義を、東京・中野の街頭で市民と共有しました。
香港国家安全維持法の施行から5年を迎えるのを前に、レイディー・リバティー香港は2025年6月27日、東京都港区の在日中国大使館前で沈黙の抗議パフォーマンスを実施しました。赤いロープとテープで拘束された姿で立ち続けることで、言論の自由を奪われた香港の現実を可視化し、国際社会へ訴える行動となりました。
6月11日、東京で開催された東アジア民主フォーラムにて、レイディー・リバティー香港のアリック・リーが登壇。民主主義の逡巡と権威主義の迅速さの対比を示し、東アジアにおける市民社会の連帯強化を訴えました。
「国境を越えて、憎しみを越えて」
6月4日、レイディー・リバティー香港のアリック・リー氏が東京で開催されたチベット世界国会議員会議で登壇。非暴力と連帯を通じて、自由を守るための共同行動を呼びかけました。
お問い合わせ
この度は、レイディー・リバティー香港にお問い合わせをいただき、ありがとうございます。ご質問には、出来る限り早くご返答するよう努めておりますが、内容によりお時間がかかるもの、ご返答できないものがございます。
1989年5月、北京で戒厳令が出される中、香港では支聯会が設立された。香港市民は学生運動への大規模な支持を示し、黄雀行動による活動家脱出の支援まで、香港と北京の運動は具体的なつながりを持っていた。