八九・六四天安門事件37周年記念展《記憶が罪に問われるとき》、東京・早稲田で開幕しました


本日5月27日(水)、東京・早稲田の早稲田奉仕園 スコットホールギャラリーで、八九・六四天安門事件37周年記念展《香港・六四・国家安全――記憶が罪に問われるとき》が開幕しました。会期は6月7日(日)まで、入場無料で公開しています。

1989年6月4日の天安門事件。そして香港の市民社会が、その後30年以上にわたって守り続けてきた記憶の仕事――毎年6月4日に維多利亞公園で行われた燭光集会、六四記念館、教育、出版、そして跨境の市民連帯。

2020年に《香港国家安全維持法》が施行されて以降、長年にわたり積み重ねられてきたその記憶の語彙は、突然「国家安全への脅威」として再解釈されるようになりました。支聯会(香港市民支援愛国民主運動連合会)の元正副主席である李卓人・何俊仁・鄒幸彤は、《国安法》第22条「煽動他人顛覆国家政権」罪に問われ、いまも勾留下に置かれています。審理は2026年1月22日に開廷し、5月19日に結審。判決は7月中旬に予定されています。

記憶することそのものが、罪に問われる時代に入った――本展は、その現在進行形の力学を、写真・文書・展示パネルを通じて来場者とともに辿ります。

構成

第1章|1989年 ― 事件と命名 1989年の運動の経過を、必要最小限の事実と、命名をめぐる争いとともに提示します。

第2章|香港 ― 最後の公共空間 香港市民社会が30年にわたって公に語り継いできた追悼の仕事を、ひとつの公共実践として提示します。

第3章|法廷に立たされる言葉 長く使われてきた語彙が法廷でどのように再解釈されているかを、辞書のかたちで――民間(支聯会)と当局(検察)の二つの定義として――示します。

第4章|記憶は、誰のものか 来場者ご自身の言葉を残せる「記憶の壁」を設けました。香港で消えゆく語彙を、まだそれが流通する日本語の場へ手渡すための空間です。

記念講演会・追悼キャンドルナイト(6月3日)

6月3日(水)にはスコットホールにて、記念講演会と追悼キャンドルナイトを開催します。いずれも予約不要・参加無料です。

登壇者には、阿古智子氏(東京大学大学院教授)、吾爾開希(ウーアルカイシ)氏(八九民運学生指導者)のほか、人権分野の研究者・実務家、ウイグル・チベット・中国民主化運動の関係者を予定しています。

会期・会場・アクセス

会期:2026年5月27日(水)–6月7日(日)
会場:早稲田奉仕園 スコットホールギャラリー(東京都新宿区西早稲田2-3-1)
入場:無料
開館時間: 平日 12:00–15:00/16:30–19:00
土日 12:00–19:00
6/3(水) 12:00–15:00/16:30–18:00
最終日 6/7(日) 12:00–17:00
記念講演会:6月3日(水) 開場17:30/開演18:00/閉会20:30
追悼キャンドルナイト:6月3日(水) 20:00–20:30

詳細・全プログラム:展示の特設ページ

関連連載|支聯会と六四の30年(全5回)

本展の背景をより立体的に理解していただくため、当サイトでは支聯会の30年と現在の裁判をたどる連載を公開しています。ご来場前後に併せてお読みいただくと、各章の輪郭がより鮮明に立ち上がります。

また、現在進行中の裁判で鄒幸彤が法廷で読み上げた最終弁論(英訳)も併せてお読みいただけます: Chow Hang-tung's Closing Submissions

香港で消えゆく語彙を、まだそれが流通する日本語の場へ。 ぜひ会場までお越しください。


■ 会場・アクセス Venue / Access

 

早稲田奉仕園 スコットホール/スコットホールギャラリー
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2丁目3-1

最寄駅
 東京メトロ副都心線「西早稲田」 徒歩 約3分
 東京メトロ東西線「早稲田」 徒歩 約7分

ウェブhttps://www.hoshien.or.jp/

■ 主催・構成団体 Organizers

主催 天安門事件追悼実行委員会

構成団体(順不同)

  • Lady Liberty HK

  • アムネスティ・インターナショナル日本

  • アジアと中国の民主化フォーラム

  • 民主中国陣線

  • 中国民主団結連盟

  • 対話中国日本支部

■ お問い合わせ

ご不明点は、以下までメールでお問い合わせください。
admin@ladylibertyhongkong.com

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六四を記憶した香港——支聯会と追悼の30年|37周年記念展 特別映像