「忘れることを拒み、そして沈黙することを拒む」――獄中の鄒幸彤さんから 六四37周年メッセージ


2026.06.04

友人の皆様、そして37年前に北京で犯された罪を忘れることを拒むすべての皆様へ。

皆さん、ありがとうございます。今夜、皆さんとともにいられることを知り、大変うれしく思います。声だけの参加ではありますが、それでも皆さんとともに、民主主義を支持し、民主主義のために闘い続けるという誓いを新たにし、37年前に北京で、民主主義のために、人として生きる権利のために、自由と尊厳のために倒れ、あるいは自由を奪われた人々を、ともに記憶することができます。

香港では、中国政府が2020年に《香港国家安全維持法》を導入し、その後、2024年には、いわゆる《国家安全維持条例》が制定されました。それによって、幾世代もの香港人が築き上げてきた法の支配と自由な社会は破壊されました。香港のヴィクトリア公園で最後に六四のキャンドル集会が開かれたのは、2019年のことでした。今、私たちの前にあるのは、ますます暗くなっていく香港です。そして暗闇こそが、恐怖と不義を生み出す温床なのです。

自由と民主主義を追求することは、私の一生の志です。私は諦めません。私は獄中にいますが、今日もなお、心の中で希望のろうそくを握りしめ、高く掲げ、自由と人権を守り続けます。私は、自由を愛するすべての人に呼びかけます。全人類に属する文明と尊厳を、全体主義体制に踏みにじらせないでください。世界各地で民主主義のために闘う人々を支えてください。私たちが自由と民主主義のために闘い続けるとき、自由な世界のために闘うすべての人々とつながっていきましょう。

2週間前、私と李卓人さんが最終陳述を行った後、香港の裁判所は、支聯会および私たち2人の被告に対する審理を終えました。裁判官は、7月または8月に判決を言い渡すと発表しています。

審理全体を通じて、多くの時間が中国憲法をめぐる長い議論に費やされました。香港の検察側は、支聯会が過去30年以上にわたり掲げてきた「一党専政の終結」というスローガンが中国憲法に違反すると主張しました。彼らの告発は、それが「転覆」にあたるというものです。友人の皆様は、弁護側がどのように論証し、検察側による私たちへの告発にどのように反論したのかを見る機会を得るでしょう。そして全世界も、香港の裁判所がまもなく下す判決を見ることになります。私は陳述の中で、すでに明確に述べました。この審理は、支聯会と被告を裁く審理ではなく、本質的には、数百万の香港人の良心を裁き、香港の司法制度を裁き、そして、国家安全法の新時代のもとで、香港の法治にいったいどれほどの生命力が残されているのかを検証するものなのです。

法廷で、私たち弁護側は検察側と正面から向き合い、彼らの目を見据え、検察側はいったい、支聯会がどのような違法手段を用いて国家を転覆しようとしたと言いたいのかと、何度も何度も問いただしました。25日を超える審理が終わるまで、検察側は「違法手段による転覆」を示す証拠を、ただの一点も示すことができませんでした。

違法手段による転覆の証拠など、まったく存在しません。存在しないものを、彼らが指し示すことはできません。それは、支聯会が外国代理人であるという、存在もしない事実を指し示すことができないのと同じです。それにもかかわらず、私たちは、彼らが本当に言いたかったこと、しかし口に出せなかったことを知っています。検察側が言いたかったのは、私たちの最も重い罪は、私たちが忘却を拒んだことだ、ということなのです。

中国政府が最も恐れているのは、人々が忘却を拒むことです。そして、その体制をさらに恐れさせているのは、私たち人民が沈黙を拒んでいることです。

私たちが忘却を拒み、沈黙も拒むからこそ、彼らは私たちを牢獄に閉じ込めているのです。

友人の皆様、今夜、皆様が私の声を聞いているとき、私は香港の大欖(タイラム)にある女子拘置所の独房の中で、ただ一人、37時間のハンガーストライキによって沈黙を強いられることを拒んでいます。そして、37年前に北京で起きた虐殺を悼み、長年にわたり失われた大切な家族のために正義を求め続けてきた天安門の母たちに敬意を表しています。

どうか忘れないでください。権力と独裁の光輪の背後には、普通の人々の血と、砕かれた夢が隠されています。忘却こそが、民主が衰亡へ、そして終焉へと向かう根源なのです。彼らは私たちを牢獄に閉じ込めることはできても、私たちの魂まで閉じ込めることはできません。

そして、どうか正義を求める私たちの声を届けてください。

鄒幸彤


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「我們拒絕遺忘,亦拒絕沉默」——獄中鄒幸彤 六四37周年聲明

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鄒幸彤 最終弁論(口頭)