香港の独立書店と中国大陸――政治書の流通と銅鑼湾書店事件
「自由行」が開いた大陸読者と香港の書店の出会い。その先に起きた銅鑼湾書店事件は、本ではなく、本を扱う人を境界の向こうから取り締まる時代の始まりだった。
香港の独立書店の独自性――選書と文化空間
香港で「独立書店」と呼ばれる店は、必ずしも同じ姿をしているわけではない。雑居ビルの上階に本を詰め込んだ店もあれば、芸術書を扱う専門店、街市の中にある古書店、芸術団体が運営する文化空間もある。では、その「独立」とは何を意味するのだろうか。
香港の独立書店──形成の時代、1970年代から1990年代まで
雑居ビルの上階にひっそりと現れた「楼上書店」はなぜ生まれたのか。中台の言論統制、新しい読者層、高い家賃──香港の独立書店の原型が形づくられた1970〜90年代をたどる。